フィル

基礎編(初心者向け)


フィルとは、隣接するセルのデータをもとに、他のセルにデータをコピーしたり埋め込んだりする機能のことです。

上下左右へのコピー

入力されているデータを、その上下左右にコピーすることができる機能です。

例えば、入力されているセルの右側にアクティブセルを移動させ、「右にコピー」すると、自分のいるセルの左側のセルが、右にコピーされました。

これと同様に、自分のいるセル上のセルのデータを、「下にコピー」することもできます。

オートフィル

例えば、1,2,3,4・・・といったように数字を連続させたり、1月1日、1月2日、1月3日・・・のように連続した日付を入力したいとき、

オートフィルという機能を利用すれば、その規則性に合わせてデータを作成することができます。

オートフィルは、アクティブセルの右下にある■マークにマウスカーソルを持っていき、アイコンが変わったらそこからドラッグします。

数字のオートフィル

オートフィルでの数字を扱うときの場合は、以下のとおりです。

1)1つのセルにデータが入力されている時、同じデータが繰り返し入力されます。

2)2つのセルにデータが入力されている時、その差が足されてデータが作成されます。

日付のオートフィル

オートフィルでの数字を扱うときの場合は、以下のとおりです。

1)1つのセルにデータが入力されている時、1日増加した日付が入力されます。

2)2つのセルにデータが入力されている時、その差が足されてデータが作成されます。

文字と数字の組み合わせ

例えば、A-1、A-2、A-3のような連続したデータを作成したいときは、A-1と記入しておき右下の■をドラッグすると連続データを作成してくれます。

連続にしたい時、したくない時

上記の数字や日付の例で説明した、連続データになる場合とならない場合の結果を逆にしたい場合は、Ctrlキーを押しながらアクティブセルの右下の■をドラッグします。

例えば、1と入力されているだけの時、通常は2,3,4・・・と連続したデータになりませんが、Ctrlキーを押しながらドラッグすると、意図的に連続データにすることができます。

また、1月1日と入力されているだけの時、通常は、1月2日、1月3日・・・と連続データになりますが、Ctrlキーを押しながらドラッグすると、同じデータの繰り返しとなります。単純にコピーすることになります。

ダブルクリックによるオートフィル

オートフィルは、マウスでドラッグする方法が一般的ですが、アクティブセルの■をダブルクリックすることでも実行することが可能です。

ただし、オートフィルしたいセルの左右のどちらかのセルが下まであることが条件です。

隣接するデータの一番下までオートフィルしてくれます。

連続データの作成

ホームタブの編集メニューから、フィルを選択し、「連続データ」をクリックすると、ダイアログウィンドウから、連続するデータを作成することができます。

行に対して行うか、列に対して行うかを選択し、種類を選択します。それぞれの種類に対して、増分値や停止値を設定しておくと、その値まで連続データを作成してくれます。

文字の割付

文字の割付は、セルの幅に合わせて文字を分割して一行ごとのデータに分割してくれる機能です。

例えば、複数行にわたって入力されているテキストがある時、このセルを選択して、「文字の割付」をクリックします。

すると、「選択範囲の下のセルに上書きします。」と出てくるのでOKボタンを押すと、元々入力されている内容が、セルの幅に合わせて一行ごとに分割され、下のセルに入力されている状態になりました。

 

逆に、複数の行にまたがっている場合、新しいセルの幅を設定した状態で文字の割付を行えば、そのセルの幅に合わせた文字数にしながらセルにデータを調整してくれます。

フラッシュフィル

フラッシュフィルは、隣に入力されている情報をもとに、エクセルが自動的にルールを見つけ出して、入力してくれる機能です。

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