基礎編(初心者向け)
セルの書式設定を行うと、数値や文字やセルに対して書式(装飾のような物)を加えることができます。
セルの書式設定は、リボンから機能を実行することができるものもあれば、リボンに表示されていない機能もあります。
リボンに表示されていない機能は、対象のセルを選択した状態で、「Ctrl+1」(Ctrlキーを押しながら1)を押すと表示することができます。
書式を設定したら、ダイアログウィンドウのOKボタンを押すことを忘れないようにしましょう。
表示形式
表示形式では、分類に合わせて表示形式を変更することができます。
標準 | セルの値に対して一般の書式を適用して、特定の書式を指定しない表示形式です。 |
数値 | 数値の表示形式を設定します。小数点の位置を揃える場合は、下の「会計」を利用します。 |
通貨 | 通貨の表示軽視を設定します。小数点の位置を揃える場合は、下の「会計」を利用します。 |
会計 | 「会計」を利用すると、通貨記号と小数点の位置を揃えます。 |
日付 | 「日付」は、日付/時刻のシリアル値を日付形式で表示します。表の中のアスタリスク(*)で始まる日付形式は、WindowsのOSで指定する地域の日付/時刻の設定に応じて変化します。アスタリスクのない形式は、WindowsのOSの設定が変わっても変化しません。 |
時刻 | 「時刻」は、日付/時刻のシリアル値を時刻形式で表示します。表の中のアスタリスク(*)で始まる時刻形式は、WindowsのOSで指定する地域の日付/時刻の設定に応じて変化します。アスタリスクのない形式は、WindowsのOSの設定が変わっても変化しません。 |
パーセンテージ | セルの値の百分率にパーセント記号を付けて表示します。 |
分数 | 分数表示にします。 |
指数 | 指数表示にします。 |
文字列 | 数値を「文字列」として扱います。セルに入力した値がそのまま表示されます。 |
その他 | リストやデータベースの管理に使用します。 |
ユーザー定義 | 表示したい表示形式を独自に作成することができます。 |
配置
配置では、文字の配置や文字の制御として折り返して全体を表示したり、縮小して全体を表示したり、セルを結合したりできます。
リボンの配置エリアの右下に位置する矢印マークを押しても表示されます。
文字の配置
文字の配置では、横の位置や縦の位置を揃えることができます。
方向
方向では、文字の方向を傾けることができます。
折り返して全体を表示
折り返して全体を表示するにチェックを入れると、セルから文字がはみ出している時に、セルの幅を維持した状態で文字を先頭に折り返して表示します。
縮小して全体を表示
縮小して全体を表にチェックを入れると、セルの中にまとまるように文字を小さく縮小して表示してくれます。文字が多くなるとそれだけ文字が小さくなるため、セルの幅なども調整しましょう。
フォント
フォントでは、「フォント名」「スタイル」「サイズ」「下線」「色」「文字飾り」を設定することができます。
リボンのフォントエリアの右下に位置する矢印マークを押しても表示されます。
罫線
罫線では、表示形式のダイアログウィンドウを表示する前に選択していたセルに対して、罫線(枠線)を追加することができます。
罫線にも色々種類があり、線のスタイルや色も変更することができます。
罫線の設定箇所では、事前に選択していたセルまたは範囲に対して一気に設定するようになっていますので、部分によって異なる罫線のタイプを選択することができます。
また、逆に罫線の削除などもこちらのダイアログウィンドウを利用して設定すると操作しやすいです。
塗りつぶし
塗りつぶしでは、セルや範囲に対して好みの色でセルを塗りつぶすことができます。
また、単純な塗りつぶしだけでなく、塗りつぶしのデザインパターンも設定できます。
保護
保護では、ワークシートが保護されている時(編集できないようにロックされている時)、対象のセルや範囲をロックするかどうかを設定します。
「ロック」にチェックが入っていれば編集できなくなり、「表示しない」にチェックが入っていれば、セルを選択した時に数式が表示されない設定になります。
これらの機能は、ワークシートが保護されている場合に、有効になります。
シートの保護がかかっていると、次に開いた時シートに保護がされた状態で開かれるので、編集することができない状態になっています。これを「ロックされている」や「保護されている」と言います。
また、通常、セルに入力されている内容は、セルを選択すると数式バーに表示されますが、その内容を見せたくない場合は、「表示しない」をチェックしておくと、数式バーにも表示しないようにすることができます。